浮いて生活

風の吹くまま、気の向くまま。世界は不思議で出来ている。

生き方

将来の夢をもつ事が難しい。

子どもの頃なら「お菓子屋さんになりたい」とか「女子アナになりたい」とか「漫画家になりたい」と言えたのに、大人と呼ばれる人間になって、夢をもつのが難しくなった。

私に出来ること出来ないこと、向いていること向いていないこと、好きなこと嫌いなこと、そんなことが漠然と分かって来て、怠けることや逃げることも出来るようになった。

そして、何者にも成れなかった自分を嘆いた。

主人公ではない私の人生に何の意味もないように思えた。

 

ああ、それでも、それでも生きているし、移り行く雲を眺めて、あの向こうに無限の宇宙が広がっていることを知っている。

そこにたどり着けなくても、それを想像して涙することが出来る。

心は宇宙よりも深く開いている。

 

私の人生は私の思うようには行かないことだらけだ。

けれど、私の生き方は私が決めることが出来る。

夢破れても、夢が無くても、夢から覚めなくても…