2014-12-02 何者にもなれず 詩 雨にもまけず 風にもまけず 何者にもなれず 西日が心を焦がしてく 小石の長い影が わたしの知らない世界を創っている この世界に何一つ当たり前などないのだと 黄金色のイチョウがざわめいている 白い月が落ちてこなければいいと思った 誰かになりたいわけじゃなく 何かになりたいわけじゃなく わたしはわたし 一生わたし