素で生きる
素の自分というものがわからない
私というものは何で出来ているのだろう?
誰かが居てはじめて自分が生まれる
一人の時間に巡らす思いは
私ではなく誰かの思い
この怒りもイライラも不安も私のものではなく
誰かの思い
その誰かすら存在していないのではないのだろうか?
あると感じているものや事がらが
死んでしまえばただの夢
それでも人は生きることに執着し
正義という名の悪を
誇らしげに自慢しながら生きている
ここに居るのは私だけど
私が決めて私が生きているわけではない
私はただ現象のひとつで
私が私だと思っている私は
素粒子にしかすぎない
何の意味もない現象
食べ過ぎてしまうのも
泣いてしまうのも
私がコントロールしているわけではない
それでも私はまるで私があるように感じ
私の人生を生きているように思う
答えもゴールもないのに
何かを求めて
その何かが何かも解らないまま
明日届くamazonの商品を待って居る